親しい人からの結婚報告はがきや出産報告はがきは、受け取った人もとっても幸せな気分になるもの。多少のタブーがあっても、きっと幸せは伝わります。でも、せっかく喜びの報告をするのだから、マナーにもちょっとこだわってみましょう。

基本編字配りについて宛名面の書き方はがきで出す挨拶状報告はがきの文例

■基本編
縦書きと横書き
基本的には、どちらでもいいのですが、格式を重んじる場合には一般的に縦書きがよいとされているようです。

宛先は〜様
「殿」は本来”相手の住んでいる御殿宛”と言う意味だそうで、少し固い印象になります。「様」を目上の人に使っても失礼にはあたりません。最近の傾向としては会社などへの役職名には「殿」氏名に宛てる場合は「様」というのが主流のようです。

筆記用具に気を付けよう
鉛筆書きは失礼にあたります。これは常識ですね!インクの色は黒、もしくは青・茶など黒っぽいもの。

誤字・脱字には注意しよう
はっきりしない漢字などは、辞書で調べたり知人に確認してから記入しよう。投函前にもう一度チェックしてみよう。(間違えやすい漢字例:土井or土居・祐子or裕子など)

メッセージをひとこと
できるだけ、自筆のメッセージをひとこと書き添えましょう。あなたの気持ちが相手に伝わるはず。ただし、あまり書き込み過ぎないことです。できるだけ簡潔に要点をまとめて書こう。特に写真をレイアウトした報告はがきには個別に文章を加えるスペースに限りがあります。一般的には裏面に書ききれない時は、表面の下1/2の範囲内なら書いてもよいとされているようです。


■字配りについて
『字配り』というのは、手紙を書くときの基本的な文字の配置のことです。ちょっと難しいかもしれませんが、頑張りましょう。
  1. 行の終わりに相手を差す言葉(あなたなど)や丁寧語の冠詞の「御」「貴」(ご・お)などのつく言葉は使わない。
  2. 行の頭に自分を差す言葉は使わない。「私」「こちら」など自分側を差す言葉は行の中から下にくるようにしよう。
  3. 「が」「を」のような助詞、「られます」「ます」などの助動詞、「も」行の頭では避けましょう。
  4. 数字・熟語・人名などの一つの単語が2行にまたがらないように。


■宛名面の書き方
縦書きと横書き
基本は縦書きですが、横書きの場合も基準辺が左にくるだけで、同様と考えてよいでしょう。上の字配りにも注意して。

相手の住所
はがきの右側から書き、長い場合は区切りの良いところで、1〜2行で収まるように書きます。(郵便番号は英数字で住所の番地などは漢数字で書きます。)2行にまたがる場合は2行目を少し下げるか、1行目の下と少し重なるように書き始めます。アパ−ト・ビル名などの文字の大きさは住所より少し小さく書きます。

相手の氏名
はがきの中央に住所より大きめの字で書きます。住所より一字程度下げて、下は住所より気持ち長くなるように書きます。よって、頭は右から左に向かって下がっていく形になります。連名の場合は目上の人から順に書いて、それぞれに名前より少し大きめに敬称「様」を付けます。(苗字が同じ時は名前だけでもよい)また、報告はがきではあまりないとは思いますが、企業や会社などに宛てる場合は(株)のように略字ではなく「株式会社○○」のように書くのが正式とされています。また、「○○課御中○○様」と敬称を2度付けるのは誤りです。

自分の氏名
左側に差出人の住所氏名を書く場合は宛先氏名より下で終わるように。上だと差出人の格が上位であることを意味します。

<ちょっと裏技!>
まず宛名を書いてから住所を書きます。こうするとバランスが取りやすく、こすれ汚れも防止できます。


■はがきで出す挨拶状
暑中見舞い
年賀状のような慣習は持ちませんが、日頃、あまり連絡をとってない人に、そのお詫びと近況報告を兼ねて、安否伺いを立てるのが暑中見舞いです。もともとはお盆に親や知人宅を訪ねて贈り物をするという習慣からきているようです。暑中見舞いは、7月上旬の小暑から8月上旬の立秋(8月8日)までに出すのが常識となっていますが、大暑(7月23日)前後が適当でしょう。報告兼用はがきなら、かもめーるを使うのもよいかもしれません。「暑中お見舞い申し上げます〜」と書きはじめて、2〜3行のコメントだけでも構わないと思います。

残暑見舞い
立秋(8月8日)を過ぎてしまったら、暑中見舞いではなく、残暑見舞いになります。9月上旬までなら問題ありませんが、やはり8月中に出した方がよいと思われます。「残暑お見舞い申し上げます」と書き出します。

年賀状
年賀状は年始に親戚などの家に挨拶に行く「年賀」が郵便へと移り変わったとされており、古くは平安時代にまで遡ると言われています。親しい人やお世話になった人への近況報告や挨拶状としては欠かせないものです。年末に結婚や誕生などおめでたい報告があれば、ぜひ、年賀状を兼ねた報告はがきにしましょう。

喪中の方からは、喪中はがきが届くと思います。もともとは喪中の人が年賀のご挨拶を遠慮するという意味であり、年賀状を出すこと自体が失礼にあたるわけではありません。しかし、最近は喪中の方に年賀状を出すのは失礼だという考えが主流になっているため、年賀状で結婚・誕生報告するのは避けた方がよいかもしれません。時期を少しズラして報告はがきとして出しましょう。

寒中見舞い
寒中見舞い年賀状を出しそびれたときは、寒中見舞いでごあいさつをしましょう。喪中で年賀状が出せなかった人への近況報告にも用いられます。寒中見舞いは寒さが最も厳しい寒の入りから節分までの時期に、相手を思いやり励ますものだそうです。ただし、結婚や誕生の報告では、1月5日頃までに届くなら年賀状と兼用し、それ以降でも特に寒中見舞いとする必要はないでしょう。


■報告はがき文例
結婚報告

>私たち結婚しました。まだまだ未熟な2人ですが、今後ともよろしくお願い致します。

>私たち結婚しました。新居は下記住所となります。お近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。これからも、どうぞよろしくお願いします。

>私たち結婚しました。2人で新たな人生を踏み出しました。これからも末永くおつき合い頂けるようお願い申し上げます。

>私たち結婚しました。2人で一緒に明るい家庭を築いていきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。

>このたび、私たちは12月1日に結婚しました。今後とも一層のよろしくお願い致します。

出産報告

>赤ちゃんが生まれました。名前は優花です。どうぞ、よろしく。

>私たち家族に新しい仲間が加わりました。どうぞ、よろしくお願いします。

>新しい家族が仲間入りしました。お近くにお越しの際には、ぜひ遊びにいらしてください。

暑中見舞い

>暑中お見舞い申し上げます。暑い日が続いていますが、 いかがお過ごしですか。お体に十分お気をつけください。

>暑中お見舞い申し上げます。時節柄 お体に十分お気をつけください。 2007年 盛夏

>暑中お見舞い申し上げます。暑さ厳しき折柄、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。

年賀状

>明けましておめでとうございます。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

>明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

>昨年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。